足裏ヒアルロン酸注入hyaluronic
ヒアルロン酸とは

「ヒアルロン酸」とは、肌の潤いを保っている成分のひとつで、化粧品の保湿成分として配合されていることでもおなじみです。 もともと体内に存在する物質なので、アレルギーの心配がないのが特徴です。 足に注射することで歩行するために足りなくなった足のクッションの役割を果たします。約1年間効果が持続し、約2~3年かけて徐々に体内に吸収されます。
施術の流れ
- 写真撮影・エコー観察
- ブロック麻酔・局所麻酔
- マーキング
- 止血・帰宅
※ 効果は1、2週間で効き始め、6~9か月持続します。
※ 1か月後にフォローアップの診察を予定しています。
施術料金について
MENU
両足裏(前足部 もしくは 踵部) |
¥220,000(税込) |
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※金額はすべて仕込みの価格です。金額の変更等予告なく行わせていただくことがございますので、必ずカウンセリング時にご確認ください。
フィラー注入
顔面へのフィラー注入

目的 | 美容、エイジングケア |
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効果 | しわの改善 |
持続期間 | 6ヶ月~1年 |
種類 | 柔らかいヒアルロン酸 |
足部へのフィラー注入

目的 | 疼痛緩和 |
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効果 | 歩行時の痛みが改善し長時間歩行が可能に |
持続期間 | 6ヶ月~1年 |
種類 | 硬めのヒアルロン酸 |
施術について
- 麻酔下にエコーガイドで皮下の層を確認し、脂肪注入用のカニューレを用いて正しい層に注入します。
- 一人当たりの施術は15分(専門外来で対応)
ヒアルロン酸注入に関する
これまでの研究
Hyaluronic Acid Filler Injections Under the Metatarsal Heads Provide a Significant and Long-Lasting Improvement in Metatarsalgia From Wearing High-Heeled Shoes.
(中足骨頭下へのヒアルロン酸注入によるハイヒールを履いた時の痛みの改善効果について)
日常的にハイヒールを履く女性15名を対象に中足骨頭部にヒアルロン酸を注入し疼痛スケールで6か月評価した研究があります。
施術後6か月の評価では33%の方は完全に痛みがなくなり、ハイヒールを履ける時間が平均3.4時間から7.2時間に延長。ヒールが痛くなり始める時間が3.5時間遅くなり、痛みに耐えられなくなるまでの時間は1.9時間遅くなったという結果でした。
痛みはじめの痛みが10段階で2.2改善し、ヒールを脱いだ時の痛みが3.8改善。合併症はみられなかったそうです。
(Dermatol Surg. 2018 Jul;44(7):994-1001.)
リスク・副作用・合併症
について
内出血
ヒアルロン酸注入による施術をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えていきます。
注射した当日は熱いお風呂に長時間浸ったり、サウナに入ったり、激しい運動はしない、お酒を飲みすぎないようにしてください。また注射した部位に必要以上に触らないようにしてください。
仕上がりのわずかな左右差
もともと人間の身体は左右非対称にできていますので、ヒアルロン酸注入後の仕上がりにも若干の左右差が生じる可能性があります。
身体には多少の非対称はあります。そのため、仮に完璧に左右対称にデザインし、完璧に左右対称の施術を行ったとしても、元の土台の非対称があるため、感覚的に完全に左右対称に仕上げることは物理的に不可能ですので、予めご承知おきください。
アレルギーの可能性について
注射用ヒアルロン酸はアレルギー症状の出にくいものを使用しており、アレルギー症状が出ることは滅多にありません。しかし、体質によっては、症状が出る可能性はゼロではありません。
ヒアルロン酸自体は元々体内にも存在する物質であるため、そのものに対してアレルギーが生じることは考えにくいのですが、ヒアルロン酸製剤の基剤にアレルギー反応が起こる可能性は否定できません。
万が一アレルギー症状が現れた場合、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸を分解させるなどの処置をさせていただきます。
注入後の感染について
ヒアルロン酸注射のリスクに、注入後の感染があります。
感染を起こさせないため、ヒアルロン酸注射をする際、注入部位の皮膚を消毒や、注入時の感染管理、使用するヒアルロン酸製剤の徹底管理を行っております。
しかし、感染症が起きる可能性をゼロにすることは残念ながらできません。
ヒアルロン酸注射後に感染症を起こす場合、注射当日から数日くらいで注入部位が赤く腫れて痛みが出てくることが多いです。
万が一感染症を起こした場合、抗生剤の投与等、最善の処置をさせていただきます。
血管の閉塞による
血流不全・皮膚壊死
ヒアルロン酸注射のリスクに、血管の閉塞による血流不全、皮膚壊死があります。
ヒアルロン酸を注入する際に偶発的にヒアルロン酸が血管内に入ると、ヒアルロン酸の粒子が血管の末梢の細い部分を閉塞し、その血管の支配流域の足趾の血流不全を起こすということが非常に稀に起こり得ます。
動脈の血流不全を起こすと、ヒアルロン酸注射直後から数時間後にかけて、その血管の支配流域の足趾が白くなって痛みが出たりします。 閉塞の状態が酷い場合は、動脈の支配流域の皮膚が強く腫れたり、皮膚壊死を起こす可能性もゼロではありません。
こういったヒアルロン酸注射による血管閉塞の合併症は、実際に起こる確率は非常に稀ですが、万が一閉塞した場合に備えて、注入したヒアルロン酸を分解するためのヒアルロニダーゼや、血管を拡張させ、血行を良くするためのプロスタグランジン製剤の軟膏、注射、点滴などを配備し対応致します。
腫れる可能性があります
ヒアルロン酸は、注入してからその部位の皮膚や組織にある程度馴染んでくるまで2~3日かかります。
そのため、ヒアルロン酸注射後2~3日の間に過度に注入部位をいじったり揉んだりすると、注入部位の皮膚や組織に炎症が起こり、腫れてくることが稀にありますのでご注意ください。
その他注意事項について
抗凝固薬、抗血小板薬について
狭心症や慢性動脈閉塞症の方、脳梗塞や心筋梗塞の既往のある方、心房細動のある方は、抗凝固薬や抗血小板薬を医師から処方され、内服していることがあります。
これらの薬は、出血したときに血液を固めて血を止めるために働く凝固因子や血小板の働きを抑制する薬であるため、服用されている方は、手術中や手術後に血が止まりにくい状態になり、必要以上に腫れたり、出血多量などのリスクがありますので事前に医師にお伝えください。
施術後の運動について
注射した当日は激しい運動は控えていただくようおすすめします。
激しい運動をして、血流が良くなると、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、当日に運動することにより、内出血が生じて、青くなってくることもあります。
普通に歩いて帰ったり、家事をしたりする動作くらいは問題ありませんので、自分の身体と相談しながら運動するようにしてください。
シンデレラ・サージャリー
シンデレラ・サージャリー

- 「かわいい靴を履きたいのに痛くて履けない!」に 答えるための外科治療
- 低侵襲な外反母趾手術、足趾の短縮術
- 靴が当たる部位の小切開での骨削り、など。